スタッドレスタイヤの寿命、見た目だけじゃ分からない?硬度計で『本当の性能』を見える化します!

こんにちは!小山市のクレスコタイヤサービス、店主の大島です。
朝晩の冷え込みも増し、冬の足音が聞こえてくる季節になりましたね。 「物置に保管してあるスタッドレスタイヤ、次の冬もまだ使えるかな?」 「溝はまだたっぷり残っているように見えるけど、本当に大丈夫?」
そんな風に、スタッドレスタイヤの寿命について悩んだことはありませんか? 実は、スタッドレスタイヤの性能は、**溝の深さだけでは判断できない「ゴムの硬さ」**が非常に重要なのです!
そこで当店では、お客様にもっと安心して冬を迎えていただくため、この「硬さ」を客観的な数値で“見える化”する新しいツール、タイヤ硬度計を導入いたしました!
新しい仲間、「タイヤ硬度計」をご紹介!
こちらが今回導入したタイヤ硬度計です。タイヤの劣化診断に役立つ優れものです!
この硬度計は、タイヤのゴムに先端の針を押し当てることで、その反発力を測定し、ゴムの硬さを数値で示してくれます。シンプルですが、非常に頼りになるツールです。
なぜスタッドレスタイヤの「硬さ」が重要なのか?
スタッドレスタイヤが雪道や凍結路でグリップする秘密は、その柔らかいゴムにあります。 低温でもしなやかさを保つ特殊なゴムが、路面の細かな凹凸に密着し、特に凍結路面ではタイヤと氷の間の水分(水の膜)を効果的に除去することで、滑りを防いでいるのです。
しかし、タイヤはゴム製品なので、時間とともに油分が抜け、紫外線や熱の影響で徐々に硬くなっていきます。ゴムが硬化してしまうと、この大切な密着性能や除水性能が失われ、たとえ溝がたくさん残っていても、冬道ではツルツル滑ってしまい非常に危険です。
【比較測定】古いけど状態の良いタイヤ vs 最新の新品タイヤ
では、実際にタイヤの硬さはどのくらい違うのでしょうか? お客様からご相談いただくことの多い「数年経っているけど、溝もあって見た目は綺麗」なタイヤと、新品のタイヤを比較測定してみました。
ケース1:グッドイヤー ICE NAVI 6(2018年製造・中古美品)
こちらは2018年製造のスタッドレスタイヤ。保管状態が良く、溝も十分に残っています。測定値は「52」あたり。まだ柔らかさを保っており、冬用タイヤとして使えそうな範囲です。しかし、新品時に比べると硬化は始まっていると考えられます。
ケース2:ヨコハマ SY01V(2025年製造・新品)
こちらは商用バン・小型トラック向けのLT(ライトトラック)用スタッドレスタイヤ、SY01Vの新品です。測定値は「40」あたり。さすが新品、非常に柔らかい数値です。これが冬用タイヤ本来の性能を100%発揮できる状態です。
このように、見た目や溝の深さだけでは分からないゴムの硬化が、硬度計を使えば一目瞭然です。2018年製のタイヤも保管状態が良かったためまだ使えそうですが、新品の柔らかさと比べると、性能の差は明らかです。
交換時期の目安は?
一般的に、スタッドレスタイヤの硬度計の数値が**「60」を超えてくる**と、ゴムの硬化が進み、冬用タイヤとしての性能がかなり低下しているサインと言われています。
もちろん、これはあくまで目安の一つです。溝の深さ(プラットフォーム)や製造年数と合わせて、総合的に判断することが大切です。
クレスコタイヤサービスで無料測定します!
「自分のスタッドレスタイヤの硬さが気になる!」というお客様のために、当店ではタイヤの硬度測定を無料で行います!
- シーズン前の履き替え作業の際に
- ご自宅に保管しているタイヤの点検に
- 中古タイヤの購入前のご相談に
など、どんな場面でもお気軽にお申し付けください。 プロの目で溝や外観の状態をチェックするとともに、この硬度計を使って客観的な数値をお見せすることで、お客様ご自身に納得して交換時期を判断していただけるようサポートいたします。
タイヤの状態を「見える化」することで、不要な交換を防ぎ、本当に必要なタイミングで安心して新しいタイヤに交換する。それが、お客様の安全と経済性の両立に繋がると信じています。
冬の準備は、ぜひクレスコタイヤサービスにご相談ください!皆様のご来店を心よりお待ちしております。
