【偏摩耗】タイヤの片側だけ異常に減るのはなぜ?原因と対策をプロが徹底解説
大島
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こんにちは!小山市のクレスコタイヤサービス、店主の大島です。
タイヤを点検したとき、「なぜかタイヤの内側(または外側)だけツルツルになっている…」なんて経験はありませんか?これは「偏摩耗(へんまもう)」と呼ばれる症状で、タイヤからの重要なSOSサインです。
偏摩耗を放置すると、タイヤの寿命が大幅に短くなるだけでなく、雨の日の排水性が低下したり、走行安定性が損なわれたりと、安全性にも大きく影響します。
今回は、代表的な3つの偏摩耗のパターン別に、その原因と対策をプロの視点で徹底解説します!
1. 両肩減り(タイヤの両ショルダーが摩耗)
- 症状: タイヤの接地面の両端(ショルダー部)が、中央部に比べて早く摩耗する。
- 主な原因: 空気圧不足です。適正な空気圧でないとタイヤがたわみ、両肩に過度な負担がかかります。
- 対策: 月に一度の空気圧点検を習慣にしましょう。
2. センター減り(タイヤの中央が摩耗)
- 症状: タイヤの接地面の中央部分だけが、両肩に比べて早く摩耗する。
- 主な原因: 空気圧の入れすぎです。タイヤがパンパンに膨らみ、中央部分だけで接地してしまいます。
- 対策: こちらも定期的な空気圧点検で、車両指定の適正値に調整することが重要です。
3. 片減り(タイヤの内側または外側が摩耗)
- 症状: タイヤの接地面の内側(内減り)または外側(外減り)のどちらか一方だけが、極端に摩耗する。
- 主な原因: ホイールアライメントのズレが考えられます。縁石に強くぶつけたり、長年の走行で足回りの部品が劣化したりすると、車体に対するタイヤの取り付け角度(アライメント)がずれてしまいます。
- 対策:
- タイヤローテーション: 軽度な場合は、定期的なタイヤローテーションで摩耗を均一化できます。
- アライメント調整: 症状が進行している場合は、専門工場でのアライメント調整が必要です。
クレスコタイヤサービスからのアドバイス
偏摩耗は、タイヤからの重要なメッセージです。当店では、タイヤの状態を無料で点検し、空気圧の調整はもちろん、偏摩耗の原因についてもアドバイスさせていただきます。 「もしかして、うちの車も…?」と思ったら、手遅れになる前にぜひ一度ご相談ください。
※当店ではアライメント調整作業は行っておりませんが、信頼できる専門工場をご紹介することは可能です。