【第8章】商用EV(軽バン)のタイヤ選び:配送業務でコストを抑えるには
こんにちは!小山市のクレスコタイヤサービス、店主の大島です。
宅配やルート配送などで、**「商用EV(電気軽バン)」**の導入が進んでいますね。 ミニキャブ・ミーブに加え、ホンダのN-VAN e:なども登場し、町で見かけることも多くなりました。
ガソリン代がかからないEVは業務コスト削減の救世主ですが、一方で**「タイヤの減りが早くて、交換費用がかさむ!」**という悲鳴も聞こえてきます。
毎日走り回るプロの道具だからこそ、タイヤ選びで利益が変わります。 今回は、働くEVのためのタイヤ戦略を考えます。
1. 商用EVのタイヤが過酷すぎる理由
商用EVのタイヤが減る理由は、第1章で挙げた「車重」「トルク」に加え、**「積載量」と「ストップ&ゴーの多さ」**です。
配送業務では、荷物を満載にして走ります。ただでさえバッテリーで重い車体に、さらに荷物の重さが加わります。 そして、数百メートル走っては止まり、また発進する…この繰り返しは、タイヤにとって「やすりで削られ続けている」ようなものです。
2. 「プライレート(PR)」に注意!
商用バン(4ナンバー)の場合、タイヤには**「プライレート(PR)」や「ロードインデックス(LI)」**という強度の指定があります。 (例:145R12 6PR や 145/80R12 80/78N など)
ここ、要注意です! EVの場合、車重が重いため、通常の軽バンよりも高い負荷能力を求められることがあります。 純正タイヤの指定を必ず確認してください。「6PR」指定の車に、安い乗用車用のタイヤ(強度が足りない)を履かせると、車検に通らないだけでなく、バーストの危険があります。
3. コストを抑える2つの選択肢
では、経費を抑えるにはどんなタイヤを選べば良いのでしょうか?
① 摩耗寿命重視の「ロングライフタイヤ」
とくにかく交換頻度を減らしたいなら、**「減りにくい」**ことに特化したタイヤです。 例えば、ダンロップの「エナセーブ VAN01」やブリヂストンの「ECOPIA R710」などの、商用車専用エコタイヤ。 これらは耐摩耗性能が高められており、初期投資は少し高くても、長く使えるので結果的にコストダウンになります。
② 割り切って「格安アジアンタイヤ」を早めに回す
もう一つの戦略は、ネットで買える格安タイヤ(ナンカンやケンダなど)を使い、交換サイクルが早くても単価を徹底的に安く抑える方法です。 商用車サイズのアジアンタイヤは非常に安価です。 「どうせすぐ減るんだから」と割り切って、常に新しい(溝がある)状態を保つという意味では、安全面でも理にかなっています。 (ただし、工賃の回数は増えるので、トータルコストの計算が必要です)
4. 経費削減の裏ワザ:ローテーションをサボらない
タイヤを買う以前に、今日からできる最大のコスト削減術。 それは**「まめなローテーション(位置交換)」**です。
配達の車は、どうしても左折が多く、左側のタイヤや、駆動輪(リア駆動なら後ろ)が極端に減ります。 **「3,000km〜5,000kmごと」**というかなり短いスパンでローテーションを行うことで、4本のタイヤを均等に使い切り、寿命を最大化できます。 オイル交換などのついでに、必ずタイヤも回してください。これが一番効きます!
まとめ:ビジネスの足元を固める
「タイヤ代も経費のうち」ですが、1円でも安く抑えたいのが本音ですよね。 クレスコタイヤサービスは、法人・個人事業主様の味方です。
「ネットで安く買ったタイヤを、現場の近くでサッと交換したい」 そんなご要望にも柔軟に対応します。領収書の発行もお任せください。
次回からは「マニアック編」! タイヤの中にスポンジが入っている!?魔法のような静粛技術のお話です。
【第9章】タイヤの中にスポンジ!?ダンロップ「サイレントコア」等の技術解説
「うちの会社の車、全部まとめて面倒見てほしい!」 数台〜数十台単位の社用車のタイヤ管理のご相談も承ります。お困りの担当者様、ぜひご連絡ください。
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