フラットスポットとは?長期間車に乗らないと起きるタイヤの変形
こんにちは!小山市のクレスコタイヤサービスです。
フラットスポットとは?
数週間や数ヶ月といった長期間、車庫や駐車場に車を停めたまま(全く動かさない状態)にした後、久しぶりに運転してスピードを出すと、ハンドルがガタガタと小刻みに震えたり、車全体から「ゴトン、ゴトン」という不快な振動と音が響いてくることがあります。
これは多くの場合、タイヤの接地面が平らに押しつぶされたまま変形して固まってしまう「フラットスポット」という現象が原因です。
なぜタイヤが平らに変形してしまうのか?
タイヤはゴムでできています。走行中は丸い風船のように見えますが、車が停まっている時は、1トン以上もある車の凄まじい重さを一手に引き受けているため、道路と接している「一番下の底面」だけはどうしても少しだけ平らに潰れています。
問題は「長時間そのまま」になること
車を毎日動かしていれば、走ることでタイヤ全体が揉みほぐされて丸い形に戻るため、全く問題はありません。
しかし、長期間同じ場所に停めたままにしていると、 「車の重さでずっと同じ場所が潰され続ける」+「気温の変化でゴムが冷えて硬くなる」というコンボによって、潰れた平らな「D」の字のような形をタイヤが形状記憶してしまい、丸い形に戻らなくなってしまうのです。
そのまま走り出すと、丸い球体ではなく「平らな部分がある歪んだ物体」がクルクルと高速で回ることになるので、その平らな面が地面に叩きつけられるたびに「ガタガタガタ!」という激しい振動が車内に伝わってくる、というメカニズムです。
フラットスポットは直るの?(対処法)
フラットスポットには大きく分けて「軽症」と「重症」があります。
1. 軽症の場合:しばらく走れば直る
数日〜数週間程度の駐車でできた「ちょっとした平らな凹み」であれば、しばらく車を気をつけて走らせることで直ります。 タイヤは走ると熱を持ち(温まり)、ゴムが柔らかくなります。柔らかくなった状態でタイヤ全体が回転することで、自然とほぐれて元の綺麗な丸い形に戻っていき、次第に振動も消えていきます。
2. 重症の場合:タイヤの交換が必要
数ヶ月といった単位で放置してしまい、完全に凹んだまま硬化してしまったタイヤや、寿命に近い古いカチカチのタイヤで起きたフラットスポットは、いくら走って温めても元の丸い形に戻らないことがあります。 この場合は不快なだけでなく、高速域での振動で非常に危険なため、残念ながら新しいタイヤへの交換が必要になります。
長期間車に乗らない場合の「予防策」
出張や入院、旅行、あるいは「たまの休日にしか乗らない趣味の車」など、どうしても長期間車を動かせない状態が続く場合は、以下の対策をすることでフラットスポットを防ぐことができます。
- 月に一度は少しだけ走らせる: 駐車場の中だけでも良いので、タイヤの「接地している面」を別の場所にずらすために車を動かします。
- 空気圧を極限まで高めにしておく: 保管前に指定の空気圧よりもパンパンに高めに空気を入れておくことで、タイヤが重さで潰れる量(平らになる面積)を最小限に抑えます。(※走る前には適正値に空気を抜いて戻す必要があります)
まとめ:車庫で眠っているタイヤは変形する
- フラットスポットとは、車の重さでタイヤの下敷きになっている面が平らに変形したまま固まる現象
- しばらく乗っていなかった車で、走り出しにハンドルがガタガタ震える原因の大半がこれ
- 走ってタイヤが温まれば自然に直ることもあるが、重症化すると交換するしかなくなる
タイヤは「走って丸く転がる」ことで健康を保つようにできています。「大事に乗らずに車庫にしまっておく」ことでもタイヤは静かに傷んでいくということを覚えておいてください。
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