TPMS(タイヤ空気圧監視システム)とは?見えない空気の減りを知らせるハイテク装備

こんにちは!小山市のクレスコタイヤサービスです。

運転席のメーターに光る見慣れない「警告マーク」

ある日突然、運転席のスピードメーターの隅に「黄色い(オレンジ色の)フラスコのような、または壺の中にビックリマーク(!)が入ったような見慣れない警告灯」が点灯することがあります。

これはエンジンの故障マークではなく、「タイヤの空気が減って危険です!」と車自身がドライバーに警告を出しているサインです。

この、タイヤの空気圧を自動で見張ってくれている賢いハイテク装備のことを、専門用語で「TPMS(Tire Pressure Monitoring System:タイヤ空気圧監視システム)」と呼びます。

日本では珍しいが、アメリカやヨーロッパでは「法律で義務」

「私の家の軽自動車やミニバンには、そんな警告ランプ付いてないけど?」 はい、その通りです。日本のメーカーが作る国内向けの一般的な乗用車には、現在のところこのTPMSはごく一部の高級車にしか付いていません。

しかし、広大な国土を車で何日もかけて移動するアメリカや、時速200km以上でアウトバーン(超高速道路)を走るヨーロッパの人たちにとって、「走行中にタイヤの空気が少しでも減っていることに気付かずに走り続けること」は、死に直結する恐怖の大事故(バースト)の原因になります。

そのため、欧米ではもう10年以上前から「新車で売るすべての車に、このTPMS(空気圧監視システム)を必ず標準装備しなければならない」という法律が制定されています。

日本の車でも、レクサスなどの高級車や、輸入車(ベンツ、BMW、アウディ、VW、プジョーなど)のほぼすべての車種に、現在はこのTPMSが標準装備されています。

TPMSはどうやって空気の減りを見張っているの?(2つの方式)

タイヤの空気が減ったことを感知する仕組みには、大きく分けて2種類あります。

1. 直接式

タイヤの中に空気を入れる注入口(エアバルブ)の根元に、電池で動く小さな「空気圧センサー(無線送信機)」をタイヤの内側に直接取り付けておく方法です。

  • メリット: 4つすべてのタイヤの現在の空気圧(〇.〇キロ)を、数秒単位でカーナビの画面などに直接表示できるほど正確です(レクサスなどで採用されています)。
  • デメリット: タイヤ交換の際に、このセンサー本体が壊れていないか気を使いながら作業する必要があり、内蔵電池の寿命(約5〜10年)が切れた時はセンサー丸ごと買い替えになるため、通常のバルブ交換よりもコストがかかります。

2. 間接式

こちらはタイヤの中には何もセンサーを入れません。空気圧が減ったタイヤは「直径が少しだけ小さくなる」という物理法則を利用し、「車のABS(ブレーキシステムの回転センサー)が、他のタイヤより1本だけ直径が小さくなって異常に早く回転しているのを感知して『あいつだけ空気が減って凹んでるぞ!』と計算で割り出す方法」です。

  • メリット: タイヤの中にセンサーの部品を取り付けなくて済むためコストがかからず、電池切れの心配もありません(多くのヨーロッパ製輸入車で採用されています)。
  • デメリット: 直接式のように画面に「何キロの空気が入っているか」の数字は表示できず、ただ「どれかの空気が減りましたよ!」と警告ランプを光らせることしかできません。

警告マークが点灯した時の正しい対処法

走行中にこの「壺の中にビックリマーク」の警告灯が光ったら、パニックになって急ブレーキを踏んだりせず、安全に路肩や駐車場に車を停めてください。

その後、外に出て4本のタイヤを目視し、もし明らかにペチャンコになっているタイヤがあれば「パンク(またはバースト)確定」ですので、そのまま走らずロードサービス(JAFや保険会社)を呼んでください。

すべてのタイヤが丸いままに見える場合でも、油断は禁物です。ゆっくりとしたスピードで一番近いガソリンスタンドやタイヤ専門店に向かい、スタッフに「空気圧の警告灯がついたので点検してください」と伝えてください。

まとめ:命を守る「見えない監視員」

  • TPMS(空気圧監視システム)とは、タイヤの空気圧低下を自動で検知して警告ランプを光らせる安全装備
  • 欧米では義務化されており、輸入車や日本の高級車にはほぼ全て標準装備されている
  • 警告灯が光ったら、すぐに安全な場所に停めてパンクや空気漏れをチェックすること(そのまま走るのは厳禁)

輸入車などに乗っていて、冬タイヤから夏タイヤへ(またはその逆に)ご自身でホイールごと履き替えた際、数キロ走った後にこの警告灯が突然ついて驚くことがあります。これは「タイヤを別のものに変えたよ」と車のコンピューターにリセットボタンを押して教えなかったことが原因の誤作動(よくあるケース)です。取扱説明書を見ながらリセットボタンを長押しすれば消えますので、慌てずに対処してください。


タイヤ交換のご相談はお気軽に!

当店では、お客様のライフスタイルに合わせた最適なタイヤをご提案します。ネットで購入されたタイヤの持ち込み交換も大歓迎です。 「今のタイヤ、本当に合ってるかな?」と感じたら、ぜひ一度、無料のタイヤ点検にお越しください!

連載記事

サービスのご利用・ご相談はこちら