本文へ移動

リピート・ご紹介で基本工賃10%OFF!

スペーサー・ワイドトレッドスペーサーとは?ホイールの位置を変える部品

大島 正公開:更新:

小山市のクレスコタイヤサービスが、ホイール用スペーサーの構造や特徴、装着時に確認すべき注意点を解説します。

ホイールの「位置」を変える金属の板

ホイールの装着位置を車体の外側へ移動させたいときに用いられる部品がスペーサーです。

スペーサーは、車両側のハブ(ホイール取り付け面)とホイールの間に挟み込む金属製の板です。数ミリ程度の薄型プレートから、数センチの厚みを持つものまで幅広く流通しており、フェンダーとの位置関係の調整などに使われます。

スペーサーの種類

スペーサーには構造の異なるタイプがあり、代表的なものとして挟み込み型の薄型スペーサーと、専用ボルトを備えたワイドトレッドスペーサーが挙げられます。

薄型スペーサー

車両のハブとホイールの間に直接挟み込んで使用する金属プレートです。製品の例として、協永産業のラインアップでは3mm、5mm、8mm、10mmなどの厚みがあります。

車両側のボルトでホイールと一緒に固定するため、スペーサーの厚み分だけねじのかかり代が短くなります。

ワイドトレッドスペーサー

スペーサー本体に専用のボルトが打ち込まれた、二重固定構造のスペーサーです。協永産業の製品例では11mm、15mm、20mm、25mm、30mmなど厚みのある製品が揃っており、薄型スペーサーよりも大きくホイールを外側に出すことができます。

装着時は、まず車両側のハブボルトにスペーサーをナットで締め付けて固定し、次にスペーサーから出ているボルトを使ってホイールを取り付けます。

スペーサーの注意点

スペーサーを取り付ける際は、走行の安全性や法令への適合に関わる重要な点に配慮する必要があります。

  • ねじのかかり代の確認 薄型スペーサーを挟むと、その厚み分だけねじのかかり代が減少します。十分なかかり代が得られない場合は緩みやボルト破損の恐れがあるため、車両や製品が指定するかかり代を満たす組み合わせが必要です。ワイドトレッドスペーサーでも、規定の指定トルクで確実に締め付けることが欠かせません。

  • 各部との適合と干渉の防止 スペーサーのPCDやハブ径が車両と合っているかだけでなく、ホイール裏面の逃げ深さや、スペーサーの取付面同士が平滑に密着しているかを確認します。また、ホイールが外側に出ることで、タイヤやホイールがフェンダーの縁やブレーキまわりなど車体各部と接触しないかも確かめる必要があります。

  • 保安基準への適合 車検における回転部分の突出に関する基準では、直進状態において車軸の中心から前方30度、後方50度の測定範囲で、タイヤやホイールがフェンダーから突出していないことが求められます。乗車定員9人以下で専ら乗用に使われる四輪の自動車(被牽引自動車を除く)では、その範囲の最外側がタイヤとなる部分について、突出が10mm未満なら突出していないものとみなす扱いがありますが、ホイール本体やホイールナット、ボルトなどの金属部分の突出は認められていません。ホイールや締結部を含めて、車両ごとの適合を確かめます。

まとめ

スペーサーはホイールの出幅を調整できる部品ですが、薄型スペーサーでのねじかかり代の減少や、ワイドトレッドスペーサーにおけるボルト突出とホイール裏面との干渉など、構造ごとの注意点を把握しておくことが重要です。また、フェンダーからの突出に関しても、タイヤだけでなくホイールやナットを含めた保安基準の確認が求められます。

足まわりの部品を取り付ける際は、適切な適合の確認と確実な締め付け管理を心がけてください。

当店では持ち込み交換を承っています。タイヤの状態が気になる方は、無料のタイヤ点検もご利用ください。

参考資料

サービスのご利用・ご相談はこちら