指定空気圧とは?車に貼られた空気圧ラベルの見方と確認の基本
こんにちは!小山市のクレスコタイヤサービスです。
タイヤの空気圧を適切に管理するには、自動車メーカーが車両ごとに定めている指定空気圧(車両指定空気圧)を確認し、その数値に合わせる必要があります。
タイヤの側面(サイドウォール)にも数値が刻印されていますが、これはタイヤ自体の最大負荷能力や最大空気圧などの規格を示したものであり、その車両に適した空気圧ではありません。
正しい指定空気圧は車両側に表示されています。多くの乗用車では運転席のドアを開けた開口部(Bピラーやドア枠付近)に空気圧ラベル(シール)が貼られています。なお、車種によっては給油口の蓋の裏側や取扱説明書に記載されている場合もあります。
シールの読み方
空気圧ラベルでは、前輪・後輪の指定値を確認します。タイヤサイズや積載条件ごとに数値が示されている場合もあります。
表示を読む例として、タイヤサイズが「205/55R16」、指定値が「前輪 230kPa」「後輪 220kPa」と書かれていれば、それぞれの数値に合わせます。実際の指定値はお車の表示で確認してください。車両の前後重量配分などに合わせて、前輪と後輪で異なる数値が指定されている車種もあります。表示形式や項目の配置は自動車メーカーや車種によって異なります。
なお、標準タイヤからエクストラロード(XL)規格などのタイヤへ規格を変更している場合は、ラベルに書かれた数値をそのまま適用できないことがあるため確認が必要です。
空気圧の単位
空気圧を表す単位には主に以下のものがあります。
- kPa(キロパスカル):国際単位系(SI)に基づく圧力の単位で、現在の日本国内で標準的に使われています。車の空気圧ラベルも主にこの単位で表記されています。
- kgf/cm²(キログラム重毎平方センチメートル):以前の日本で広く使われていた圧力の単位です。1kgf/cm²は約98kPa(正確には98.0665kPa)です。年式の古い空気圧計などで見られることがあります。
- psi(ポンド毎平方インチ / pound-force per square inch):アメリカなどで主に使われているヤード・ポンド法の圧力単位です。1psiは約6.9kPa(正確には約6.895kPa)です。
現在のガソリンスタンドや整備工場にある空気圧ゲージはkPa表示が一般的ですが、古いゲージや輸入測定器を使う場合は単位の換算が必要です。
空気圧を測るベストなタイミング
空気圧は、タイヤが冷えている状態(冷間時)に測定・調整するのが基本です。
車を走らせると、タイヤの変形や路面との接地など走行に伴う発熱により、タイヤ内部の空気が温められます。気体は温度が上がると膨張するため、タイヤ内部の空気圧そのものが物理的に上昇します。 温まった状態で空気圧を測り、指定空気圧に合わせて空気を抜いてしまうと、走行後にタイヤが冷えたときに空気圧不足に陥ってしまいます。
そのため、走行前や、走行後にタイヤが十分冷えた状態で測定して指定空気圧に合わせます。タイヤの空気圧は自然に少しずつ低下するため、日本自動車タイヤ協会(JATMA)などでは月に1回の定期的な点検を推奨しています。
まとめ
- 指定空気圧はタイヤ本体ではなく、運転席ドア開口部のラベルや給油口、取扱説明書などに記載されている
- 車両の設計や重量配分により、前輪と後輪で異なる数値が指定されている場合がある
- 現在の空気圧の単位はkPaが主流だが、kgf/cm²やpsiが使われる場合もある
- 走行に伴う発熱でタイヤ内部の空気圧が上昇するため、タイヤが冷えている冷間時に点検・調整する
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