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空気圧の過不足とは?入れすぎ・足りなさすぎのデメリット

大島 正公開:更新:

こんにちは!小山市のクレスコタイヤサービスです。

「空気圧は高め=安心」とは限らない

タイヤの空気は自然に少しずつ抜けていくため、定期的な点検を前提に指定値より少し高めに調整されることもあります。しかし、空気圧は高ければ高いほど安心というわけではありません。空気圧は指定された基準値から外れて高すぎても低すぎても、タイヤ本来の性能を発揮できずトラブルの原因になります。

空気圧が低すぎると?

タイヤの空気圧が指定値よりも不足していると、次のような影響やトラブルが生じやすくなります。

1. 燃費が悪化する

空気圧が不足するとタイヤのたわみが増え、回転時の変形に伴うエネルギー損失が大きくなります。これにより転がり抵抗が増大し、燃料消費に悪影響を与えます。

2. ショルダーの偏摩耗(両肩減り)

空気圧が低い状態で走行を続けると、トレッド面の両サイド(ショルダー部)に負荷が偏りやすくなります。その結果、両側のショルダー部が早く摩耗する「両肩減り」が発生しやすくなります。

3. バースト(破裂)のリスク

空気圧が著しく低い状態で高速走行を行うと、タイヤが波打つように変形するスタンディングウェーブ現象が発生することがあります。この現象によりタイヤ内部が異常発熱し、損傷やバーストにつながる恐れがあります。

4. 操縦安定性の低下

タイヤの空気圧が不足するとタイヤの剛性や接地状態が乱れ、操舵に対する応答性が鈍くなるなど、操縦安定性の低下を招きます。

空気圧が高すぎると?

逆に、タイヤに空気を入れすぎた場合にも様々なデメリットがあります。

1. 乗り心地が悪化する

空気圧が過剰になるとタイヤの柔軟性が低下し、路面からの衝撃を十分に吸収できなくなります。路面の凹凸によるショックが直接車内に伝わりやすくなり、乗り心地が硬くなります。

2. 中央部の偏摩耗(センター摩耗)

空気圧が高すぎると、トレッド面の中央部分に接地圧が偏りやすくなります。その結果、中央部分だけが早くすり減る「センター摩耗」が発生しやすくなります。

3. 操縦安定性の低下

空気圧が高すぎる状態では適正な接地形状を維持できなくなり、車両の挙動や操縦安定性に悪影響を及ぼす可能性があります。

4. 損傷しやすくなる

空気圧が過剰な状態では、カット傷や内部のコード切れといった損傷を受ける危険性が高まります。

適正な空気圧管理のコツ

タイヤの性能を維持し、安全に走行するための空気圧管理のポイントは次の通りです。

  • 冷間時に測定する:走行前のタイヤが冷えている状態でエアゲージを使って測定します。走行後は発熱によって空気圧が上がるため、冷間時を基準とした指定値とそのまま比較できません。また、見た目だけでは空気圧不足を判断しにくいため、必ずゲージを使用することが大切です。
  • 車両指定空気圧に合わせる:運転席のドア開口部などに貼られている空気圧表示シールを確認し、指定された数値に調整します。前後輪で数値が異なる場合や、積載条件によって指定が分かれている場合は、車両の指示に従ってください。
  • 月に一度はチェックする:タイヤの空気圧は自然に低下するため、最低でも月に1回は測定し、不足していれば補充しましょう。

なお、純正と異なるサイズや規格のタイヤを装着している場合は、適切な空気圧が車両の指定値と異なることがあるため、タイヤ販売店等で適正な設定値を確認してください。

まとめ:空気圧は「ちょうどいい」が一番

空気圧は不足していても高すぎても、偏摩耗の発生や操縦安定性の悪化、タイヤの損傷といったリスクを招きます。トラブルを未然に防ぐためには、月に一度、冷間時に車両の指定空気圧を基準として点検と補充を行うことが大切です。


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