JATMA・ETRTO・TRAとは?タイヤの規格が違うと空気圧も変わる理由
小山市のクレスコタイヤサービスです。
タイヤを選ぶときや空気圧を調整するときに、JATMAやETRTO、TRAといったアルファベットの略称を目にすることがあります。これらはタイヤやホイールの寸法、空気圧、支えられる重さの基準を定めている各地域の規格団体です。
同じタイヤサイズに見えても、準拠している規格によって空気圧ごとの支えられる重さ(負荷能力)が異なる場合があります。今回は主要な3つの規格団体の特徴と、規格の違いがなぜ空気圧設定に影響するのかを分かりやすく解説します。
同じサイズでも「ルール」が違う?
タイヤは、車両の重さを支えながら安全に走行できるよう、サイズごとに耐えられる重さの基準が細かく定められています。この基準を決めているのが各地域の規格団体です。
タイヤの寸法表記が同じであっても、規格によって空気圧と負荷能力の組み合わせが異なるため、タイヤを交換する際はどの規格に適合しているかを確認することが重要です。
3つの主要規格団体
タイヤの基準を定めている代表的な規格団体には、以下の3つがあります。
1. JATMA(ジャトマ)
The Japan Automobile Tyre Manufacturers Association, Inc.(日本自動車タイヤ協会)の略称です。日本国内の標準化団体として、タイヤの寸法や負荷能力などを定めた規格を発行しています。
2. ETRTO(エトルト)
European Tyre and Rim Technical Organisation(欧州タイヤ・リム技術機構)の略称です。欧州での互換性を保つため、タイヤやリムの技術寸法、空気圧と負荷能力の特性、使用指針などを定めています。
3. TRA(ティーアールエー)
The Tire and Rim Association, Inc.(米国タイヤ・リム協会)の略称です。米国の標準化機関で、タイヤ、リム、バルブなどの互換性に関する基準を策定しています。
なぜ規格の違いが重要なのか?
規格の違いが重要になる最大の理由は、設定する空気圧とタイヤが支えられる重さ(負荷能力)の関係が規格ごとに定められているためです。
車のドア開口部などに貼られている指定空気圧ラベルは、新車時に装着されていたタイヤの規格と負荷能力を基準に設定されています。もし規格の異なるタイヤに履き替えて同じ空気圧を入れた場合、必要な負荷能力を満たせなくなるおそれがあります。
タイヤの負荷能力が車重に対して不足すると、偏摩耗の原因になったり走行安定性が損なわれたりする危険があります。タイヤを別の規格のものに交換する際は、各タイヤメーカーが公開している空気圧別負荷能力対応表を参照し、元のタイヤと同等以上の負荷能力を保てる空気圧に合わせる必要があります。
XL(エクストラロード)タイヤでの注意
タイヤの規格には、標準的な構造のスタンダード(STD)規格に加えて、エクストラロード(XL)やリインフォースド(Reinforced)と呼ばれる規格が存在します。
XL規格タイヤは、内部構造を強化することで通常より高い空気圧に耐えられるように作られており、高めの空気圧を充填することによって、同じサイズでもより大きな重さを支えられるのが特徴です。
STD規格からXL規格のタイヤに交換する場合、車両の指定空気圧をそのまま入れただけでは本来の負荷能力を発揮できないことがあります。一方で、サイズや設定空気圧の組み合わせによっては、STD規格と同じ空気圧で同等の負荷能力となる場合もあります。
交換前のタイヤが持っていた負荷能力を調べ、メーカーの空気圧別負荷能力対応表を確認して適切な空気圧を設定することが大切です。
まとめ:規格の違いは空気圧に影響する
タイヤの規格は、タイヤが安全に車両を支えるための大切な基準です。
- タイヤの規格には日本のJATMA、欧州のETRTO、米国のTRAなどがある
- 規格や構造(STDやXL)の違いによって、同じ空気圧でも支えられる重さが異なる場合がある
- タイヤ交換時は空気圧別負荷能力対応表を確認し、元の負荷能力を下回らない空気圧を設定する
ご自身のお車に合う規格や空気圧が分からない場合は、愛車の指定空気圧と交換したいタイヤのサイズ・銘柄を確認し、専門店に相談してみてください。
タイヤ交換のご相談はお気軽に!
小山市のクレスコタイヤサービスでは、お車や走行環境に合わせたタイヤ選びをサポートしています。インターネットなどで購入されたタイヤの持ち込み交換も承っています。 空気圧の設定やタイヤの状態に不安があるときは、無料のタイヤ点検へお気軽にお越しください。