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【第1章】雨の日はなぜ事故が増える?路面とタイヤの摩擦を解説

大島 正公開:更新:

こんにちは!小山市のクレスコタイヤサービスです。

5月に入り、これから雨の日や梅雨の時期を意識する季節になりました。首都高速道路の2025年度集計によると、雨天時の1時間あたりの死傷事故件数は、雨天時以外と比べて約4倍となっています。

雨の日は視界が悪くなることに加え、濡れた路面ではタイヤと路面の摩擦力が変化します。

この第1章では、濡れた路面でタイヤが滑りやすくなる仕組みと、運転中に気をつけたいポイントを解説します。

タイヤが止まる仕組みは「摩擦力」

車が加速する、曲がる、止まるといった動作には、タイヤと路面の間に働く摩擦力が欠かせません。

アスファルトの表面には細かな凹凸があり、そこにタイヤのゴムが密着することで、車をコントロールするための摩擦力(グリップ力)が生まれます。

雨が降ると「水の膜」が密着を邪魔する

雨が降ると、路面の凹凸に水が入り込み、タイヤと路面の間に水が介在します。水がタイヤと路面の接触に影響するため、乾いた路面より滑りやすくなります。

さらに、水を十分に逃がせずタイヤが水の上に浮くと、ハンドルやブレーキが効きにくくなるハイドロプレーニング現象が起こります。

雨の日に停止距離が伸びる理由

ドライバーが危険に気づいてから完全に停止するまでの距離を「停止距離」と呼びます。停止距離は、空走距離と制動距離を足したものです。

  1. 空走距離:ドライバーが危険を認知してからブレーキを踏み、実際にブレーキが効き始めるまでに車が進む距離
  2. 制動距離:ブレーキが効き始めてから車が完全に止まるまでに進む距離

雨の日は、雨滴やガラスの曇りによって視界が悪化し、危険を発見するタイミング自体が遅れやすくなります。さらに、濡れた路面ではタイヤと路面の摩擦力が下がるため、ブレーキが効き始めてから車が止まるまでの制動距離が伸びます。

前の車の急な減速や不測の事態に備えて、雨の日は速度を控えめにし、晴天時よりも車間距離を長めに取りましょう。また、タイヤの残り溝や空気圧を日頃から点検し、本来の性能を発揮できる状態にしておくことも大切です。

タイヤの状態を確認したいときは、クレスコタイヤサービスの無料のタイヤ点検をご利用ください。

次回は、路面の水を逃がす「溝」と、摩耗による制動距離の変化を取り上げます。

参考資料

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