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【第7章】4WDなら雨でも滑らない?四輪駆動の過信が招く雨スリップの落とし穴

大島 正公開:更新:

こんにちは!小山市のクレスコタイヤサービスです。

4WD(四輪駆動)は滑りやすい路面での発進や加速に役立つ仕組みです。ただ、「4WDだから雨の日でも滑りにくい」と過信してしまうと、思わぬスリップにつながることがあります。

今回は、4WDの仕組みを踏まえながら、雨の日の走行で注意すべき点について解説します。

4WDの強みは駆動力を分散できること

4WDは前後の車輪に駆動力を配分できるため、雨天の発進時や登坂時でもタイヤが空転しにくく、滑りやすい路面で加速しやすいのが強みです。車種によっては旋回時の駆動力配分を電子制御し、車両の挙動安定性を高めるシステムも採用されています。

ただし、発進や加速がスムーズに行えるからといって、タイヤと路面自体の摩擦力が高まっているわけではありません。前に進みやすいぶん路面の滑りやすさに気付きにくくなる場合があるため、アクセル操作や速度設定には慎重さが求められます。

ブレーキには、タイヤと路面のグリップが必要

発進や加速には4WDの駆動システムが働きますが、一般的な車のフットブレーキは駆動方式にかかわらず四輪すべてに作用します。4WDであることだけでは、制動距離の短さは判断できません。

雨の日の減速や停止において決定的な要素となるのは、タイヤと路面の間で得られるグリップ力です。水たまりや高速走行によってハイドロプレーニング現象が発生し、タイヤが路面の水膜に乗って浮いてしまうと、駆動力制御や車両安定化機能が備わっていても十分な制御力を路面に伝えられなくなります。雨天時はタイヤの残り溝やウェットグリップ性能を把握し、水たまりの手前でしっかり速度を落とすことが大切です。

車重だけで制動距離を決めない

同じ速度で走行している場合、車両重量が大きい車ほど運動エネルギーは増大しますが、同時にタイヤを路面に押し付ける荷重も増えます。

実際の制動距離は、車両重量の単一の要素だけで決まるのではなく、タイヤのウェット性能、ブレーキ装置の容量、ABSなどの車両制御、路面状態などが複合的に関わって決まります。重量の大小だけで止まりやすさを判断せず、雨天時は速度を抑えて十分な車間距離を確保することが重要です。

安全に走行するためには、車両指定の規格や負荷能力に適合したタイヤを選び、残り溝や空気圧を日頃から点検しておくことが欠かせません。

次回は、雨の日のタイヤ空気圧に関する疑問を取り上げます。雨天時に空気圧を高めに入れたほうが滑りにくいのか、その真相と適切な管理方法について解説します。


SUVや4WD車のタイヤも、車両に適合した規格やウェットグリップ性能を確認して選ぶことが大切です。当店では、ネットで購入されたタイヤの持ち込み交換も承っています。

参考資料

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