雪の上り坂・下り坂の鉄則!スタック回避とエンジンブレーキ活用法
こんにちは!小山市のクレスコタイヤサービス、店主の大島です。
平坦な道ならなんとかなっても、**「坂道」**となると一気にハードルが上がるのが雪道運転。 スキー場へのアクセスはもちろん、栃木県内でもちょっと山間部に入ると急な坂道はつきものです。
「上りで止まったら二度と動けなくなるんじゃ…」 「下りでブレーキが効かなかったら…」
そんな恐怖心を克服するために、今日は雪道の坂道攻略法を伝授します!
上り坂の鉄則:「止まらない」「踏み込みすぎない」
雪の上り坂で最も怖いのは、途中で止まってしまい、再発進できなくなる(スタックする)ことです。
1. 勢いをつけて、一定速度で登る
坂の手前で少し助走をつけ、その勢いを利用して登り切るのが理想です。 途中でアクセルを強く踏み足すと、タイヤが空転(スピン)してグリップを失います。 「じわーっ」と一定のアクセル開度をキープしましょう。
2. もし止まってしまったら…(坂道発進)
どうしても止まらなければならない場合、再発進は慎重に。
- AT車/CVT車: クリープ現象を利用して、ゆっくりとブレーキを離し、動き出してから優しくアクセルに足を乗せます。
- スノーモード: 車に「SNOWモード」や「2nd発進モード」があれば迷わず使いましょう。タイヤのトルクを抑えて空転を防いでくれます。
下り坂の鉄則:「フットブレーキに頼らない」
下り坂、特に凍結した下り坂は、雪道運転で最も事故率が高いシチュエーションです。 フットブレーキだけで減速しようとすると、タイヤがロックして制御不能になり、そのままガードレールへ…というパターンが多く見られます。
1. エンジンブレーキをフル活用!
とにかくフットブレーキを踏む回数を減らすことが重要です。 Dレンジのままではなく、**「S」「L」「2」「B」**などの低いギア(レンジ)に入れましょう。 最近の車なら、パドルシフトやシーケンシャルモードで「-」側に操作してギアを落とします。
エンジンブレーキなら、タイヤをロックさせずにじんわりと減速できます。
2. 「ポンピングブレーキ」はABSがやる
昔教習所で習った「ポンピングブレーキ(数回に分けて踏む)」ですが、今の車は**ABS(アンチロック・ブレーキ・システム)**が自動でやってくれます。 万が一滑り始めたら、中途半端に緩めず、ブレーキをしっかり踏み込み続けて、ABSを作動させる方が安全な場合が多いです。ハンドル操作で回避することに集中しましょう。
究極の対策は「無理をしない」
坂道の途中、明らかにヤバそうな凍結路面が見えたら、**「引き返す勇気」**も必要です。 あるいは、早めにタイヤチェーンを装着しましょう。上りの途中でチェーンを巻くのは至難の業です。平らな場所で準備するのが鉄則です。
まとめ
- 上り坂: 勢いをつけて、一定アクセルで登り切る。
- 下り坂: 低いギアでエンジンブレーキを活用し、フットブレーキは補助的に。
この2つを意識するだけで、雪の坂道への苦手意識はずいぶん減るはずです。
そして何より、**「しっかり止まるスタッドレスタイヤ」**を履いていることが大前提! 溝が減ったスタッドレスでの坂道は、プロドライバーでも冷や汗ものです。 お出かけ前に、クレスコタイヤサービスでタイヤの健康診断を受けていきませんか?
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