もし雪でスタックしたら?脱出用アイテムと緊急時の裏技
こんにちは!小山市のクレスコタイヤサービス、店主の大島です。
「キュルキュルキュル…」 タイヤが虚しく空転し、車がピクリとも動かない。 雪道運転で最も絶望を感じる瞬間、それが**「スタック」**です。
焦ってアクセルを踏めば踏むほど、タイヤは雪を掘って深みにハマっていきます。 今日は、そんなピンチから抜け出すための正しい手順とテクニックをお教えします。
スタック脱出の基本手順
1. 状況確認
まずは落ち着いて車を降り(安全確認を忘れずに)、どのタイヤがハマっているのか、お腹(車体下部)が雪に乗っかっていないかを確認します。
2. 「もみ出し脱出」を試す
車を前後に揺らして振り子の原理で脱出する方法です。
- ギアを「D」(前進)に入れて少し進む。
- 止まりそうになったらすぐにブレーキを踏んで「R」(後退)に入れ替える。
- 少しバックして、止まりそうになったらまた「D」へ。
これをリズミカルに繰り返し、振れ幅を大きくして勢いで脱出します。 ※AT車の場合、切り替えを素早く丁寧に行うのがコツです。
3. 雪を掘る・踏み固める
タイヤの前後に雪が溜まっていたらスコップや足で取り除きます。 空転しているタイヤの下に砂や土を入れたり、足で踏み固めてグリップ力を高めます。
必携!スタック脱出アイテム
これらを積んでおくだけで、天国と地獄が分かれます。
- スコップ: プラスチック製の軽いやつでOK。まずは雪をかくことが最優先。
- スタック脱出用マット(ヘルパー): タイヤの下に敷く樹脂製の板。カー用品店で売っています。
- 牽引ロープ: 自力脱出不可の場合、通りがかりの親切な4WD車に引っ張ってもらうために。
緊急時の裏技(アイテムがない時)
「道具なんて何も積んでないよ!」という時の最終手段です。
1. フロアマットを使う
車内のフロアマットを脱出用マットの代わりにタイヤの下に敷きます。 ※マットが傷ついたり、タイヤの摩擦熱で溶けたり、勢いよく後ろに飛んでいくリスクがあります。あくまで緊急避難用です。
2. タイヤの空気を抜く
タイヤの空気圧を一時的に半分くらいまで下げます。 タイヤが潰れて接地面積が増え、グリップ力が上がります。 **【超重要】**脱出できたら、すぐにガソリンスタンド等で既定値まで空気を入れ直してください。そのまま走るとタイヤがバースト(破裂)します!
「亀の子状態」になったら…
車体のお腹が雪に乗っかり、タイヤが浮いてしまった状態(亀の子)の場合、自力脱出はほぼ不可能です。 こうなったら、JAFやロードサービスを呼ぶしかありません。
まとめ
スタックは「駐車場から出る時」や「細い路地でのすれ違い」で起こりやすいです。 怪しい場所には近づかないのが一番ですが、万が一のためにトランクにスコップ一本だけでも積んでおきましょう。
最強のスタック対策は、性能の良いスタッドレスタイヤを履くこと。これに尽きます。 古いスタッドレスだと、ちょっとした雪でもすぐに空転してハマってしまいますよ。 不安な方は、今すぐクレスコタイヤサービスでタイヤチェックを!
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