タイヤ交換の時期はいつ?溝・ひび割れ・製造年で確認するポイント

タイヤの交換時期は、走行距離や年数だけでは決まりません。残り溝、ひび割れや傷、使用してきた期間を合わせて確認することが大切です。
小山市のクレスコタイヤサービスが、日常の点検で見るべき3つのポイントを解説します。
溝の深さと、タイヤ全体の状態を確認しましょう。
タイヤの状態が安全に関わる理由
タイヤは路面に接し、車の「走る」「曲がる」「止まる」を支えています。溝が摩耗すると雨天時の排水性能が低下し、制動距離が伸びます。また、深い傷や内部構造の損傷は、走行中の破裂につながるおそれがあります。
使用限度までの溝があるかだけでなく、損傷や劣化も確認して交換時期を判断する必要があります。
1. 溝の深さとスリップサイン
タイヤの溝は、接地面から水を排出する役割を担います。浅くなるほど排水性能が低下し、濡れた路面で滑りやすくなります。
溝の底にある盛り上がった部分が「スリップサイン」です。残り溝が1.6mmになるとトレッド面と同じ高さになり、使用限度を知らせます。側面にある三角マーク(▲)の延長線上の溝を見ると見つけやすくなります。
スリップサイン(矢印部分)は残り溝1.6mmの使用限度を知らせます。露出する前に交換しましょう。
- 法定基準:一般的な乗用車用タイヤは残り溝1.6mmが基準です。基準未満のタイヤは公道で使用できず、車検にも適合しません。
- 安全のための交換:濡れた路面では、使用限度に達する前から制動距離が伸びます。残溝を測り、走行環境や頻度に応じて早めに交換しましょう。
2. ひび割れ・傷・膨らみ
タイヤのゴムは、紫外線、熱、オゾンなどの影響で劣化し、硬くなったり、ひび割れたりします。点検では次の箇所を確認します。
サイドウォール(側面)
細かなひび割れでも、多数ある場合や深くなっている場合は注意が必要です。深いひび割れは破裂につながるおそれがあります。
側面のひび割れは、ゴムの劣化を示すサインです。
トレッド(接地面)
溝の間やブロックにひび割れがないか、釘やガラス片などの異物が刺さっていないか、ゴムがえぐれた傷がないかを確認します。
ショルダー(肩部)と側面の膨らみ
縁石に強くぶつけた場合などに、傷や亀裂、局所的な膨らみができることがあります。膨らみは内部構造の損傷を示している可能性が高く、危険な状態です。速やかな点検・交換が必要です。
局所的な膨らみは、内部が損傷している可能性があります。
軽微なひび割れなら、すぐに交換が必要とは限りません。判断に迷う場合は当店へご相談ください。タイヤの状態を無料で点検します。
3. 製造年週と使用期間
走行距離が短く、溝が残っていても、ゴムの経年劣化は進みます。目立つひび割れがなくても、硬化してグリップ力が低下している可能性があります。
製造時期は、側面に刻印された4桁の数字で確認できます。前の2桁が週、後ろの2桁が西暦の下2桁です。
「0923」は2023年の第9週(3月頃)に製造されたことを示します。
使用開始から5年以上たったタイヤは、継続使用に適しているか、速やかにタイヤ販売店などで点検を受けましょう。購入時期や保管状況も、状態を判断する手がかりになります。
スタッドレスタイヤは、冬用としての使用限度を示すプラットホームとゴムの状態も確認します。硬度計を使った点検例も紹介しています。
ほかに点検が必要な変化
- 走行距離が伸びた:残溝と偏摩耗を確認します。摩耗の進み方は車両や運転条件で変わります。
- 音や振動が変わった:ロードノイズの増加、振動、雨天時の滑りやすさなど、以前と異なる状態は点検のサインです。
- パンク修理歴がある:傷の大きさや修理箇所・回数を含め、継続使用できる状態か確認します。
- 一部だけが摩耗している:アライメントのずれなども考えられるため、タイヤ交換とあわせて点検が必要です。
まとめ
交換時期を判断するには、溝の深さ、ひび割れや傷、製造年週と使用期間を合わせて確認します。状態を判断しにくい場合や、音・振動などに変化がある場合は、専門店で点検を受けましょう。
クレスコタイヤサービスでは、タイヤの状態を無料で点検し、使い方や予算に合わせて交換時期とタイヤ選びをご案内しています。持ち込みタイヤ交換サービスとタイヤ交換の工賃もご覧ください。
次回の第9章「タイヤ空気圧の重要性と正しい点検方法・適切な頻度を解説」では、空気圧の点検方法と管理について解説します。