第7回:【STEP4】意外と見落とす「偏摩耗」と「変形」
こんにちは!小山市のクレスコタイヤサービスです。
中古タイヤを選ぶ際、全体の溝の深さだけでなく、接地面(トレッド面)の摩耗の偏りやタイヤの形状にも注意が必要です。前オーナーの空気圧管理や足回りのセッティング、走行状況などにより、タイヤに不自然な偏摩耗や変形が生じている場合があります。
よくある偏摩耗のパターンと走行への影響
偏摩耗が発生しているタイヤを使用すると、走行中の振動や騒音の原因になるほか、排水性の低下やタイヤ寿命の低下につながることがあります。摩耗の現れ方によっていくつかの種類に分かれます。
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片べり(偏摩耗) トレッドの内側または外側だけが早く減っていく状態です。足回りの整備状態などが原因として考えられます。
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段減り(ヒール・アンド・トウ摩耗) ブロックの端が階段状に摩耗し、トレッド面に高低差が生じた状態です。空気圧不足やローテーション不足などが原因として考えられます。進行すると走行中に周期的なロードノイズや振動が発生する要因になります。
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スポット摩耗とフラットスポット トレッドの特定箇所だけが平らに削れるスポット摩耗は、急制動によるタイヤのロックやホイールバランスの狂いなどによって起こります。 また、摩耗だけでなく、車を動かさずに長期間駐車していた場合に接地部分が荷重で平らに変形する現象もフラットスポットと呼ばれます。長期駐車によるフラットスポットは走行時の発熱で元の形状に戻る場合もありますが、変形が残存して振動が収まらないケースもあります。
なお、摩耗が進行してタイヤ内部のコードが露出しているものや、サイドウォールに局所的な膨らみが生じているタイヤは強度が著しく低下しているため使用できません。
偏摩耗と変形の見分け方
偏摩耗や変形を判断するには、目視と計測器による確認を組み合わせるのが基本です。
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目視と複数箇所の溝測定 明るい場所でトレッド面全体を見渡し、左右のショルダー部で減り方に明らかな差がないか、ブロック表面に不自然な段差ができていないかを確認します。溝の深さを測るときは中央部だけでなく、内側や外側など複数箇所を測定して数値の偏りを確かめます。
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表面の状態を触って確かめる際の注意 トレッド面を手でなでて段差を確かめる場合は、異物の有無に注意が必要です。釘や金属片、破損したスチールコードが露出していると怪我をする恐れがあります。必ず事前に目視で異物やワイヤー露出がないことを確認し、手袋を着用して軽く触れて確認してください。
偏摩耗の度合いや変形の有無を判断するのが難しい場合は、専門店に現物を見せて相談することをおすすめします。
まとめ
溝が残っているように見えても、偏摩耗や変形のあるタイヤは走行快適性の悪化や早期交換につながります。中古タイヤを検討する際は、1か所の溝の深さだけで判断せず、トレッド面全体の摩耗バランスと形状をしっかり確認しましょう。
次回はチェックポイント最終回、【STEP5】「パンク修理痕」について。修理痕のあるタイヤを見極めるポイントと注意点を解説します。